農水省農村振興局防災課によるため池現地調査③
2021年11月15日
農水省の現地調査、続きましては竹鼻池(洲本市中川原町)です。管理者は竹鼻池田主です。
近年の豪雨による未改修のため池の被災が懸念されるなか、改修までの期間において堤体にかかる負荷の軽減を図り、決壊リスクを低減する対策を急ぐ必要があります。
そのため、農業水路等長寿命化・防災減災事業を活用し、暫定的なため池放流機能対策を実施しています。
対象要件は、・農業用として今後も使用されるもの・防災重点ため池・満水面積が概ね300㎡以上・定期点検の健全度評価が「要監視(要改修含む)」で保全計画が作成されている
※具体的にため池改修計画があるものは除く・取水施設が十分機能していない (速やかに貯水位を低下できない)ものです。
調査当日は管理者等利水者が現地において実際にサイフォンを操作してくださりました。
ため池保全サポートセンターによる点検や管理の支援を行っていますが、ため池数も多くなかなか厳しい状況にあります。やはり草刈り作業が一番問題との話がありました。
〔ため池諸元〕 堤長55.0m、堤高6.6m 貯水量21千㎥、貯水面積4,100㎡
〔事業内容〕 サイフォンφ150設置 事業期間 平成28年度~令和3年度 事業費 1,848千円(設計積算含む)
事業主体 兵庫県 * 設計、管理者との調整、発注、監督、検査、引き渡しなど県土連に一括して委託
負担区分 国100%