サイコクヒメコウホネの定着確認
2022年07月27日
7月27日、加古川市志方町の「永室中の池」でサイコクヒメコウホネの定着確認を行いました。
サイコクヒメコウホネは、多年生の水生植物です。県営事業で改修した永室中の池において、今年5月1日に10株程度のサイコクヒメコウホネを移植していました。植え戻しから約3ヶ月が経過した現在、10株の内、6株の活着を確認することができました。
また、ため池改修工事の影響による埋土種子が発芽し、在来植物の生育も確認できました。工事前は底質の腐敗が進んでいた当池ですが、工事によってその改善がみられたと考えられます。徐々に従来の環境が戻りつつあるようで嬉しい限りです。
環境との調和に配慮した工事を進める農業農村整備事業ですが、事業完了後のモニタリングも大切な業務です。
なお、定着確認については神戸新聞社東播支社の取材を受けました。新聞記事になるのが楽しみです。
【参加者】
姫路市立手柄山温室植物園
加古川流域土地改良事務所
東播磨県民局
神戸新聞社東播支社
■ ひょうごため池保全県民運動 ホームページ (5月1日のサイコクヒメコウホネを移植について)
https://www.hyogo-tameike.com/activity/5289/