ため池管理者のみなさまへ

ため池管理者のみなさまへ

農水省農村振興局防災課によるため池現地調査⑤

2021年11月17日

 農水省の現地調査、釜谷池(明石市)のあとは稲美町に移動し河原山池へ。
 河原山池の管理者は天満大池土地改良区です。 河原山池は現在必要な耐震性を有しておらず、基礎地盤や盛土に液状化が発生する恐れがあることから、大規模地震が発生した際に決壊の恐れがあります。
 そのため、現在、耐震対策工事を実施中です。
 なお、河原山池はため池水面を活用した太陽光発電施設が設置されています。ため池管理者は水面を発電事業者に貸すことで得られる賃料を活用し、ため池の適正管理に努めています。
 通常はソーラーパネルが水面に浮いている状態ですが、河原山池では耐震対策工事中で落水されているため、添付写真のようにパネルが池底に並んだ状況となっています。このような様子はなかなか見ることができないのではないでしょうか?
〔事業概要〕 主要工事 堤体工 443m 事業期間 平成30年度~令和6年度 事業費 598,500千円 事業主体 兵庫県 関係戸数 139戸
 【参考】 記録によると、S20.10の阿久根台風で喜瀬川上流の長法池が決壊し、氾濫流が天満大池や河原山池に押し寄せ、河原山池や川池(加古川市平岡町)が相次いで決壊し26人の死者が出るという災害が発生しました。