ため池管理者のみなさまへ

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“ため池”の水難事故防止へ講習会開催 転落を実演し一人でも生還できる方法等紹介【新潟】

2022年08月10日

 刈羽村では、ため池での水難事故を防ごうと、脱出方法や安全対策を紹介する講習会が開かれました。
 農業用のため池での転落事故を防ごうと、刈羽村で開かれた講習会。ため池は県内に約4000か所あり、去年までの10年間で、大人8人がため池に転落し亡くなっています。
 【記者リポート】
 「万一ため池に転落したらどのように脱出するか。ポイントは落ち着いて呼吸を確保すること、そして、ため池の管理者はネットの設置を徹底することと言えそうです」
 この日は水難学会が協力し、ため池に転落する様子が実演されました。
 【転落実演】
 平泳ぎでのり面に近づき手をかけますが、滑ってしまい、のぼることができません。
 【水難学会 斎藤秀俊 会長】
 「今みたいに背浮きが出来ると、呼吸を確保したまま浮いていることができます」
 転落した場合は、背中を下にした状態で口と鼻を水面に出す『背浮き』で呼吸を確保。斜面に寄りかかると、声が出せます。
 そのうえで、助けを呼んで救助を待ったり、ため池の階段まで動いて陸に戻ったりする方法が紹介されました。
 また、救助用の樹脂ネットが水面の下まで張ってあれば、一人で生還できることも強調されました。
 【水難学会 斎藤秀俊 会長】
 「ネットの設置というのが、最終的には一番いい方法だが、まだまだ進んでいない状況。(ため池の管理者は)日ごろから、自分の命の管理をしっかりやっていただければ」

ニュース
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/nsttv/region/nsttv-11604?fbclid=IwAR2MkJvyQkn9slJpb-FG3AC5grWv8YnU6Ew3xYImhylz0hLGf2G9IrXLiPs