五ヶ井用水（加古川市）

2022年07月10日

　ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。（原文）
　
　方丈記　『ゆく川の流れ』

　流れ過ぎていく河の流れは途絶えることがなく、それでいて（そこを流れる水は）もとの水ではない。（河の流れの）よどみに浮かんでいる水の泡は、一方では（形が）消え（てなくなり）一方では（形が）できたりして、長い間（そのままの状態で）とどまっている例はない。この世に生きている人と（その人たちが）住む場所とは、またこの（流れと泡の）ようである。（現代語訳）

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