奉天池(加西市)
2022年04月26日
加西市鶉野町にある奉天池、鶉野飛行場跡の近くにあります。農業用水利用のほか、水上ゴルフ場(奉天ゴルフセンター)としても利用されています。
【ため池諸元】
形式 前刃金工法/堤高7.75m/堤長108.8m/貯水量335,000㎥/満水面積6.7ha/灌漑面積60.0ha/
集水面積7.5ha/計画洪水量0.26㎥/s/採択年度 昭和58年度/完了年度
平成元年度「水土里の源プロジェクト」の看板が設置されていますので紹介します。
(注)以下、看板の文章をそのまま記載しています。
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奉天池 〈糀屋ダム(水源地)と鶉野台地を結ぶ生命(みず)の源〉
飯盛野並びに鶉野台地の農地が開墾され、水の需要が増加し、かんがい用水の取水が困難になったため、明治32年代に飯盛野疎水路が計画され、明治40年に7つのため池(奉天池・三田池・亀ノ倉池・野田池・旅順池・大池(上宮木)・小畑池)の新築増築が完成し飯盛野疎水が開始されました。
平成2年度国営加古川西部土地改良事業が完成し、平成3年度より糀屋ダムから農業用水として送水されております。 糀屋ダム用水は水辺環境を提供し、地域用水機能の一環として防火・環境用水等(親水公園)に利用されるなど多面的な機能として、地域の人々大切な生命や財産を守り、生活環境用水に役立てられています。
ため池管理者 鶉野南町区長
受益関係町名 鶉野上・中・南町・下宮木町
奉天池は日露戦争奉天陥落の明治38年に完成し、その後度重なる補修工事を行い、農家の努力により維持管理が行われてきましたが、昭和58年後から平成元年にかけて県営ため池等整備事業によりため池改修工事が行われました。