広報たかさご 2022年9月号 【高砂市】 台風・大雨に備えましょう
2022年09月10日
これから台風や大雨による自然災害が発生しやすい季節を迎えます。これまでにも、浸水や土砂崩れなどの被害が発生しています。市では、現在もポンプ施設の整備や排水機場などの建設、ため池の改修などを行っていますが、災害から大切な命を守るためには、災害時の適切な行動はもちろん、「事前の備え」も重要です。風水害に対する、自宅や地域で備えの確認を行いましょう。
■台風・大雨への3つの備え
◇避難行動を起こす心構えを持つ
「マイ避難カード」を活用して、「いつ」「どこへ」「どうやって」避難するのかを考えておきましょう。荷物を持って、自宅の2階へ上がることも、立派な避難行動です。
※まちづくり出前講座で、「マイ避難カード」の作成支援を行っています。詳しくは、危機管理室までお問い合わせください。◇起こりうる被害を把握する被害が発生した場合に、どのようになるのかを把握することが大切です。ハザードマップで浸水や土砂災害など、想定される被害を確認しておきましょう。また、より被害の少ないエリアの方向に避難するのも1つの方法です。
◇持ち出し品を準備する備蓄をすることも大切ですが、避難時に全てを持ち出すことは困難です。自分にとって本当に必要なものを厳選し、すぐに持ち出せるように準備をしておきましょう。
■避難行動のイメージ
市や報道機関からお知らせする防災情報では、警戒レベル(5段階)を表示しています。雨風が強まってからの避難は大変危険です。周囲の状況に十分警戒し、必要に応じて避難行動をとってください。
◇警戒レベル1
・早期注意情報…災害への心構えを高める
◇警戒レベル2
・大雨・洪水
・高潮注意報…自らの避難行動を確認
◇警戒レベル3
・高齢者等避難…危険な場所から高齢者などは避難
◇警戒レベル4
・避難指示…危険な場所から全員避難
◇警戒レベル5
・緊急安全確保…命の危険、直ちに安全確保!
■避難情報が出たら
◇ハザードマップ上で、今いる場所が浸水地域または土砂災害区域ですか?
いいえ⇒2階や上層階で在宅避難
◇ハザードマップ上で、今いる場所が浸水地域または土砂災害区域ですか?
はい
建物が頑丈またはマンションで、2階以上にいることで安全が確保できますか?
はい⇒2階や上層階で在宅避難
◇ハザードマップ上で、今いる場所が浸水地域または土砂災害区域ですか?
はい建物が頑丈またはマンションで、2階以上にいることで安全が確保できますか?
いいえ⇒近隣の友人や親せきの家または避難所へ避難
■防災行政無線がスマホに届きます
河川水位などの上昇により避難情報が出る際には、防災行政無線で緊急放送を行います。また、防災アプリ「たかさご防災アラート」でも放送内容を文字や音声で確認することができます。この機会にぜひ登録しましょう。
■一口メモ
◇水防災意識社会の「再」構築2020年7月に社会資本整備審議会から、気候変動を踏まえた水害対策のあり方について、答申がされました。そのうちの1つが、「水防災意識社会の再構築」です。
再構築の「再」がとても重要で、昔の日本は、台風や大雨の度に、河川が氾濫していました。そのため、昔の人は、「台風が来ると、被害が発生する」と覚悟して、対策や準備を進めていました。その後、河川堤防などのハード整備が進み、台風が来ても被害が全くでない時代が長らく続いたので、「台風が来ても、大丈夫」という意識に変わってしまいました。そのような意識を改めるという意味で、「再」構築とされています。
問合せ:危機管理室【電話】079-443-9008
■ 広報たかさご PDF
https://www.city.takasago.lg.jp/material/files/group/1/9.pdf