淡路県民局の防災パトロールの様子がNHK放送されました。
2022年06月07日
「豊かなむらを災害から守る月間」運動の一環で実施された淡路県民局の防災パトロール(6月2日)の様子が、6月3日にNHK放送されました。
梅雨や台風のシーズンを前に、被害を未然に防ごうと、淡路島で県の担当者らがため池など危険な箇所を点検する合同パトロールを行いました。
この取り組みは、毎年この時期に実施されていて、県の職員や消防、警察などおよそ15人が参加し、淡路島の土砂災害の危険か所など6か所を点検しました。
このうち、洲本市下内膳のため池「野神池」では、県の担当者が池が決壊すると周辺に被害が及ぶおそれがあり、ことしから改修工事を行う予定だと説明した上で、水位が一定以上に上がった際に水を流す「洪水吐(こうずいばけ)」などを写真に撮って点検していました。
また、南あわじ市の古津路海岸では、昨年末以降、相次いだ寒波による荒波の影響で砂浜の一部が浸食され、およそ60メートルにわたって、高さ1メートルほどの段差が生じている現場を視察し、ロープを張って立ち入れないようにしていることなどを確認しました。
兵庫県淡路県民局の藤原祥隆局長は「山の近くにある住宅や海岸で危険がないように対策していきたい。そして、住民一人一人にも自分の命は自分で守ることを意識して、身の回りの安全をいま一度確認してもらいたい」と話していました。