地域のため池を探ろう!

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【R4.12.8神戸新聞記事】 「出合えた日はほっこり」コウノトリ、ため池に16羽 越冬途中、北播地域に相次ぎ飛来

2022年12月08日

 【神戸新聞記事】
 北播磨地域でコウノトリの目撃情報が相次いでいる。5日午後には、兵庫県加西市山下町の新池に16羽が舞い降りた。水が抜かれ浅瀬になったため池で、水中の餌を探しながら歩き回った。
 近くに住む女性(74)によると、数年前から姿を見せ、20~30羽の集団で餌をついばむこともある。新池は農繁期が終わると水を抜くため、水位が低くなる11月ごろに飛来するという。女性は「出合えた日は気分がほっこりして、日記にハートマークを付けている」と喜ぶ。
 コウノトリの郷公園(豊岡市)によると、但馬地域から越冬のために四国地方へ渡る途中、北播磨に立ち寄る傾向があるという。野外のコウノトリは2020年度末が217羽、21年度末は250羽、22年12月6日現在で305羽と年々増えている。
 加東市でも目撃情報が寄せられ、同公園は「池の水位が下がり、餌を取りやすい時期に滞在しているのでは」としている。(敏蔭潤子)

■ 神戸新聞NEXT
https://www.kobe-np.co.jp/news/hokuban/202212/0015874083.shtml