中野西池（上郡町）

2022年05月09日

　中野西池は、上郡町神明寺に位置するため池です。管理は中野自治会により行われています。
　ため池横には第二次農業構造改善事業の竣工記念碑があり、当ため池も地域の営農上重要な施設であることがうかがえます。
　〔ため池諸元〕
　堤高6.2ｍ　　
　堤長248ｍ　　
　貯水量29.3千㎥
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　竣工記念碑建立趣意書　
　農業の近代化が叫ばれている時 昭和四十六年度に第二次農業構造改善事業の指定を受けた
　当地域には 旧来の制度に執着もあり なかなか決断が出来ず 深夜に及ぶ会合が度々もたれた 殊に広大な耕地のため希にみる大規模な事業で容易な事ではなかったが 役員諸氏の賢明な努力と将来への見通しのもとに意見の一致を得 昭和四十六年～四十七年度に工事が行われた なお 換地 登記へと先輩方の苦労が続き 今日の如き ほ場と成った　
　昭和五十一年度より農林漁業金融公庫への償還が行われた それから十数年の歳月が流れたが 平成八年迄の返納金を平成二年度に全員一括繰り上げ償還を行い 土地改良区を解散することになった　
　ほ場整備の竣工により 農業機械の大型化省力化を図りつゝ農業経営の安定と 地域の永遠の発展に寄与することを祈念して こゝに竣工記念碑を建立する
　　事業の概要
　総農地面積　一三四、五ha　　組合委員　三四四人
　総工事費　　四億六千百十万円
　施行期間　　昭和四十六年～四十七年度　　　
　平成三年三月吉日　
　　　高田土地改良区
 
　　* 上記は、竣工記念碑から抜粋