六ヶ井円筒分水(小野市)
2021年09月05日
六ヶ井円筒分水(外径14.7m、内径4.0m)は流れてくる用水を公平に配分する施設です。
東条川下流部にあった6つの井堰が、1965年の洪水で被害を受け、統合して新しく六ヶ井頭首工が造られました。
鴨川ダムの水は、いったん安政池に蓄えられた後、東条川を経由し、六ヶ井頭首工にたどり着きます。
六ヶ井頭首工で取水した水を6つの井堰の受益地へ公平に分配する為に、円筒分水という方式が採用されました。
東条川右岸の受益地域には、円筒分水で用水が分けられた後、東条川の下をサイフォンでくぐって送られます。(参考文献:兵庫県東播土地改良区50年史)