ため池保全活動紹介
ナガエツルノゲイトウ駆除作業
2021年07月05日
農業や生態系を乱すとして特定外来生物に指定されている“ナガエツルノゲイトウ”は洲本市五色町の農業用ため池「本田池」での繁殖が確認されています。
繁殖が拡がると水路等に詰まり水害が発生する恐れがあります。また、稲の成長を妨げるなど営農に支障を及ぼすことから、地元農家が駆除作業に取り組んでいます。
しかしながら、茎にある節から根や芽が出て増殖し、小さな断片でも節や根が残っているとそこから成長するため、完全に除去することは困難な状況です。
そのため、繁殖箇所を遮光シートで覆い、光合成を防いで増殖を抑制しています。
7月4日には、地元農家、専門家(兵庫・水辺ネットワークほか)、県職員など約20名で、畦畔等の遮光シート貼りや本田池からの流出防止対策(網の高さを上げる)を実施しました。このように取り組んでも、短期間で駆除することは不可能だと言われており、息の長い取組が必要です。